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「うおー!さすがは大倉!大倉最高!大蔵大臣様!」
「きゃー!大蔵大臣さま頑張ってー!」
「やっべ、マジ楽しみなんだけど!大蔵大臣!」
パチパチ、わざとらしく拍手をしながら、まっつんを筆頭にその場のみんながニヤニヤして盛り上がり始める。
夏帆だけは、もーって顔で笑ってたけど。
「誰がパソコンの会計ソフトやねん!
あんたらのこずかい減らしたろか!?」
私のツッコミで、みんながどっと笑う。
特に目の前に座っているまっつんは、人一倍お腹を抱えて嬉しそうに笑ってた。
ーーー…鬼畜お祭り男子め!
恨みがましく、じとりと睨んでおく。
「本当ノリいいわー!これなら転校生もすぐ爆笑間違いなしだな!」
「ふふ!ほんとほんとっ!」
「任しときっ!一ヶ月後には、岡本くんもその辺笑い転げてるわ!」
ーーー…あかん。
言うてもうた……。
グループのみんなに乗せられて持ち上げられ、私はついその場のノリで「ふふんっ」と自信満々に答えてしまった。
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