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「なんかねぇ、いっつも休み時間1人でスマホのゲームしてるみたいだよ」
「え?」
その言葉を聞いて少し考え込む。
確か、もう転校して3ヶ月程経ってる筈。
「…誰も話しかけに行ったりせーへんのん?」
すごく疑問に思った事を聞いてみた。
転校生って、しばらくの間はみんなに注目されて、アイドルみたいに扱われるものだと思ってたけど。
実際、高校2年の8月の新学期に突然転校生が来るとわかった時は、みんながみんなあんなに騒いでたし。
我先に転校生を見ようと3組に群がってたのに。
ーーーそれに結構かっこいいって、女子の間でめっちゃ話題にしてたやん。
「最初はうちらも他の子も、話しかけてたんだけどぉ…
うん、とか、へー、とかしか言わなくて超そっけなくてさぁ!」
「うちらが女子だからとかじゃなくて、男子とも全然絡まないしねー。
だんだんみんなも話しかけに行くのに飽きてきて、誰も行かなくなっちゃったって感じ。」
「そうなんやぁー…」
その言葉を聞いて、私の心の中でズキリと、忘れかけていたあの鈍い痛みが走る。
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