鍵をかけよう

8/8
前へ
/204ページ
次へ
「うーんまずいですかね? 他人に迷惑かけるお子様は好きではないので。ていうか、孤児院に入れても暴走しそうになるだけで、暴走はしませんよ」  だって暴走したら死ぬだけなんだから。 「それもそうか。ちょっと話だけでもしておこうかな」 「ええ。あの制御力で暴走するとしたら、巻き込み型の自殺です。手の打ちようがないでしょう」  たいした被害にもならないと思うしと付け加え、話を終わらせる。 「あ、コール君二個注文入ってるよ」 「やった、最近暇なんでありがたいです」  ほくほくと注文を受け、ジルと別れて帰宅した。  やることがあるのはいいことだと、ご機嫌で地下へともぐった。 0
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1268人が本棚に入れています
本棚に追加