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ここにもガラス窓をつけたので、明るい。ちなみに廊下の階段側じゃない壁にも窓をつけました。ガラスで。
客間には玄関口側の壁に窓をつけたよ、もちろんガラス。厨房の離れへ続いていた壁の穴は埋め、窓にしておいた。もちろんガラス。
自重? 何それ聞いたことないよ? の、この完成度。素晴らしい。
庭へ戻り、むき出しの土とぽつんとある畑を交互に見てひとつ頷く。
明日は芝生の植え替えをして、畑はそれからだな。
魔力の揺れる気配を感じ、もう帰って来やがった! と家の中へ戻り廊下へ出る。
リオは増築した廊下と、正面のガラス窓を見ていた。
「お、お帰りー」
「ああ、うん、ただいま……今日は何してたんだ?」
「え? えーっと、訓練場行って、土地を諦めて、教会行って、神官と話して、サヤに伝言して、帰宅して、……家の増築をしました」
廊下を進み、新しい部屋を開けたので、そこリオの部屋、と声をかける。
反対側の部屋を開けたところで客間、と伝え、居間へ入ったリオが正面を見て立ち止まったので、サロンです、と小声で言ったところでジトッとした目で見下ろされた。
「いいけど。離れ潰したんだ?」
「土地を諦めたんだよ、いい場所取れなくて。んで畑を増やしたくてやりました」
へラッと笑ったら額にキスされた。
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