一日の流れを紹介します

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 やはり子供のときの習慣は残るんだなと、小さかったリオを小屋から追い出した自分をほんのり責める。塩少々程度の気持ちだが。  逞しくなっているんだから結果オーライな気がするんだよ。死ななきゃいいんだ死ななきゃ。そう思わんとやってられないほど、たまに出るスラムあるあるが正直キツイ。  今だ溝を見ると、もやっとさんが顔を出す。ない。あれはない。溝だけは本当にあり得ないと思うんだ。  あくびをして居間へ行くと、リオがコーヒーを作っていて俺にも分けてくれる。朝はお湯を足して飲むのだが、きっちり俺好みの薄さで出てくる。  水筒にコーヒーを半分入れて差し出してくるので、朝コーヒーを飲みながら氷を入れてコルクをする。  飲み終わったコップと水筒を腰につけ、マントを羽織り庭へ出る。  軽くストレッチをしてから第四城壁を越えてスラムへ行くのだが、ショートカットを覚えた。  壁越えだ。  リオに腰を掴まれ、紙袋の持ち手状態になり俺は運ばれている。せめておんぶにして欲しい。  浄化マラソンを終えてまた壁を飛び越え、家へと帰る。そこから庭でリオと訓練をしていったん解散だ。  俺は畑の世話をして、リオは朝食を作る。  ほうれん草専用畑には、すでにふさっと葉が生えていて顔がにやける。葉物ですよ、葉物。     
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