イケメンたち。

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面接(と、言うには簡単過ぎる)を終えた俺は近所の書店に立ち寄り、花に関わる本をパラパラと捲ってはどの本を買うべきか一人、悩んでいた。 (花言葉とか手入れの仕方が書いてある図鑑ものがいいのかな? それとも園芸雑誌みたいなものがいいのかな? う~ん・・・わからん・・・) こんなに悩むのならあのイケメン店長にどんなものがいいのか聞いて帰ればよかった・・・。 俺はそんなことを心の内でぼやきつつ、気分転換に書店内をぶらぶらと歩きだした。 「お! 新刊出てる!」 その嬉しさに俺は堪らず声を発した。 その新刊と言うのは俺が中1の頃より読み続けている推しの作家さんの小説で俺は迷わずその新刊小説を手に取った。
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