異世界ですよっ!異世界っっ!

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「これからどうするか、ちゃんと考えないとな」 突然の異世界、不安いっぱい、正直泣きたいが何時までも足踏みしているわけにもいかない。 今を頑張らない者に明日は来ないのだ。 「まずは移動、かな」 何時までも山頂にいても仕方ない。 まずは下山し人を探そう。 とはいえ、淳には山に関する知識はほとんどない。 一般的な高校生レベル。 それでも闇雲に下山をしては、遭難の危険があることくらいは知っている。 「まずは目的地を明確にする。迷ったらすぐに引き返す。後は……」 言葉にすることで自分のすべきことを客観的に考える。こんな時こそ、慌てず慎重に動かなければならない。決して焦ってはならないのだ。 「悩んでも仕方ない!とりあえず麓のドラゴンを目指すか!」 それが出来ないのが淳であった。
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