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「んん、自殺願望なんて無いよ、、、ねぇ、君の創作童話聞きたいな。」
「甘えていいよ。」
良く晴れた夜空を見上げながら、三十分程彼女の話しを聞いて歩く。体が気持ち良く疲れ、心が落ち着いていくのが分かる。
「ねえ、話しどうだった?」
「そうだね、早く君に会いたいと思った、二人で散歩しようよ。」
「何それ?」
「願い事だよ。」
「ん、早く会いたい。」
家に戻り手と顔のニコチンの匂いを洗い落とし、服を脱いでベッドに横になる。彼女は私に話しをしながら、寝落ちてしまったようで、愛らしい寝息が聞こえている。そして、私もその寝息を聞きながら、浅い眠りについた。
昔を思い返して立ち止まる事がたまにあるが、君とならきっと大丈夫だと思う。命を全う出来る様な気がする。その様な事を浅い眠りの中、彼女に話している夢を見た。
ーFinー
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