気分は最高

3/9

60人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
僕は、注目を浴びるのが好き ずるずる、アクツに引き摺られていく美しい僕の、恐怖に怯え苦痛に歪む表情。素敵でしょう? でも、この表情はアクツに連れ込まれた部屋が閉まるまで。カチン、鍵をかけたら僕は安楽椅子に腰掛け、足を組み、下からアクツを見上げる 「脱ぎなよ、アクツ」 手首にあざ、残ったりしないだろうねぇ ふりふり 軽く手首を振りながら、アクツのストリップを目で楽しむ 上着を脱ぎ スルッとネクタイを解き シャツのボタンを外していくアクツは、舌なめずりして僕をギラギラした眼でみてくる でも、それは当然 美しく格好いい僕に、欲情しない男は存在しない 「あ、パンツは腰を色っぽく振りながらね」 「はあ? 何で俺が」 「嫌ならいい。僕を抱きたい人なんか吐いて棄てるほどいるもんね、アクツでなくても、僕は困らないんだよ」 ふふふ 嫌そうに顰めた表情が堪らない 「分かったよ。振りゃいいんだろ」 「素直でよろしい」 糞、調子乗りやがって いつか跪かせてやる ぶつぶつ文句を呟きながらも、ベルトを外し、ジッパーをおろしたスラックスがストン。足元で丸まって いよいよ、ガチガチに膨らんだダンコンを包む、パンツに指がかかる ジムで鍛えたような生っちょろさのない機能的な筋肉のつく、アクツの腰がゆらゆら揺れる
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加