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僕は、注目を浴びるのが好き
ずるずる、アクツに引き摺られていく美しい僕の、恐怖に怯え苦痛に歪む表情。素敵でしょう?
でも、この表情はアクツに連れ込まれた部屋が閉まるまで。カチン、鍵をかけたら僕は安楽椅子に腰掛け、足を組み、下からアクツを見上げる
「脱ぎなよ、アクツ」
手首にあざ、残ったりしないだろうねぇ
ふりふり
軽く手首を振りながら、アクツのストリップを目で楽しむ
上着を脱ぎ
スルッとネクタイを解き
シャツのボタンを外していくアクツは、舌なめずりして僕をギラギラした眼でみてくる
でも、それは当然
美しく格好いい僕に、欲情しない男は存在しない
「あ、パンツは腰を色っぽく振りながらね」
「はあ? 何で俺が」
「嫌ならいい。僕を抱きたい人なんか吐いて棄てるほどいるもんね、アクツでなくても、僕は困らないんだよ」
ふふふ
嫌そうに顰めた表情が堪らない
「分かったよ。振りゃいいんだろ」
「素直でよろしい」
糞、調子乗りやがって
いつか跪かせてやる
ぶつぶつ文句を呟きながらも、ベルトを外し、ジッパーをおろしたスラックスがストン。足元で丸まって
いよいよ、ガチガチに膨らんだダンコンを包む、パンツに指がかかる
ジムで鍛えたような生っちょろさのない機能的な筋肉のつく、アクツの腰がゆらゆら揺れる
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