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風呂の洗い場で四つん這いとなり、腰にあてた手を尻まで伸ばし、菊門を柔らかく解した僕は、汗を流して、風呂場の窓をあけた
いい風・・・・・・
アクツ堂から一キロ離れた自宅に呼び戻されたのは、小松くんが別荘から出てきたから。組はアクツがいるし、会社は頭脳派の長兄が纏めてるから、問題ない
原始人的な性愛行為、性愛生活をこよなく愛する異端児に血縁は意味をなさないらしく。美しく生まれた僕に欲情して、幼い袋の玉を大きな掌で転がし、口に含み、菊門を開いたのは僕の父
そう言えばアクツも、小松くんに抱かれてたんだよね。まったく、草を抜く感覚で手を出しすぎだっての。ムカつく
風呂の縁に座り、生温い湯を蹴って遊んでいれば、風呂の戸が開いた
「ユキー、久し振りだな」
背中に張り付いたジジイの腹に「ぐえっ」肘をめり込ませ、にっこり笑う
「久し振り。小松くん」
「パパ。それか、父さんって呼んでくれよ。その方が背徳的でぞくぞくするだろう」
「一人でぞくぞくしてろっての。エロジジイ」
「ユキだけだよ。パパに暴言吐く悪い子は」
浴槽に飛び込んだ小松くんは引き締まった腕で、ぐいっと僕の腰を引く。浴槽に背をつけ、湯に半身を沈めた僕の目の前に脂下がった助平顔がある
「待って、お湯が入ってくるから、イヤ」
お腹の圧迫感が辛い。僕の訴えに耳を貸すようなら、僕を犯してないし、ヤ一公の親分にもなってない。最低な男、小松くんに抵抗しようとして、止めた
親の顔の時は優しいけど、ヤ一公の非情さを顔に出した今は、駄目。諦めて、身を任せていれば乱暴な行為まではされないだろう
小松くんは僕の足首を掴んで、大きく開き、風呂の縁に僕の膝が乗るように足をかけた
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