小松くん

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正面、横向き、背後。イきそうになると腰を引き、僕の肌を舐めさすり、熱を落ち着けた小松くん。まだ抱いてない。そう言って、背後から突き刺された僕はもう、へとへとだった 小松くんの 「やっぱいいなユキの躯は。締まりもいいし、反発しながら俺に絡みついてくる」 機嫌のいい声は記憶してる。終わってから、どのくらいの時間が経ったのだろう 喉が渇いた・・・・・・ 肘をつき、ベッドに腹這いとなり、枕元のペットボトルに手を伸ばした。ベッドの端に腰掛け、タバコに火を点けかけていた小松くんが振り向く 「代わりをアクツ堂に行かせたからよ。休んでいいぞ、仕事」 コクン 冷たくもなく、温くもない水で喉を潤してから、小松くんを横目に流し見た 「代わりって?」 「性別不明の男女。筋肉の付き方は男で、尻は女。ぱっくり割れたアワビの、栗と栗鼠の在るべき場所にダンコンをぶら下げたなかなかの美人。アクツもアレの躯を気に入ってたぜ」 「ふぅん」 小松くんが遊んだ人間を部下に払い下げるのは、よくあること。アクツが誰を気に入って、誰と寝たとしても僕には関係ない 僕は僕の人差し指を唇で挟み、じわじわと深く咥え込む 口の中に入った指の関節の一つ一つに舌を絡め、吸い付き、指の腹にそって付け根から、指の先端まで舐めあげたとき タバコをおいた小松くんが、体を寄せてきた 「してあげよっか、小松くん。息子に奉仕される背徳的行為を、経験させてあげる」
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