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起き上がった小松くんの分厚い肩に手をあてた僕。僕は鏡のない部屋にいると、やる気が起きない。でも、鏡の代用品はある
「お父さんの味、僕に、教えて?」
ひくり、動いた小松くんの唇が横に広がり、イヤらしい表情になった
綺麗・・・・・・
ベッドの端に腰掛けた小松くんの、足元に跪く僕が小松くんの瞳に映ってる。僕の尖った顎に指をかけ、自分のダンコンへと導く小松くん
「指はしゃぶれてもお父さんのは難しいぞ」
すっかり、スケベジジイに成り下がった小松くんの、気分を壊しちゃダメだよね
「ん、おっき」
「苦しいか? ゆっくりでいい、頬張ってくれ」
美しい僕を見つめながら、デレる小松くん。僕は小松くんの瞳に映る美しい僕を見つめ、小さく首をふり、ダンコンを濡らしつつ、喉の奥へ飲み込んでいく
「ん、ん」
そんな僕を見守る小松くんの、優しい瞳に見つめられ、ペロペロ。慣れてない風を装い、ダンコンを舌で舐める僕
ああ、素敵
小松くんの瞳に映る僕の愛らしくも美しく、格好いい表情に僕、ぞくぞくしちゃう
「いいぞ、すごく気持ちいい」
少しずつ、小松くんの眼の色が変化してくる。影を潜めた優しい瞳に変わり、支配を好む欲望一色となってきた
怖くて、残酷で、色気のある男
小松くんとアクツの違いは、僕に、主導権を握らせたままでいるか、否かってところだけ。アクツに気に入られた小松くんの玩具も、今ごろ、アクツの優しさに触れてるのかも
ああ、嫌だ。
どうして僕が気に病まないといけないのさ
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