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上半身にスーツを着込み、下半身だけ白い肌を曝す長兄の小松くん。端から見ればエロチックで、ワクワクするだろう
あああ、悩む
この情景を堪能するなら下じゃない。だけど、僕は疲れてる。ベッドから動いて眺めるよりも、躯を休めていたい
スルリ
長兄の小松くんのネクタイを解き、結び合わせ、長兄の小松くんの首に巻きなおして、彼の背中からおりた小松くんの姿が僕の視界から消えた
「そんなに欲しいなら菊門に食わせてやる」
ああ、見えない!
僕の視界に広がるのは長兄の小松くんの顔だけ。カサっ、ぐちゅ。音が響くたびに、怯えた色をその顔いちめんに広げ、目元を薄く染めた長兄の小松くんの苦しげな吐息
うーん、スゴい。喜んでる
長兄の小松くんはいま、愛する新札に犯されてる感じ? だったら、僕、長兄の小松くんがもっと色っぽくなれるよう、お手伝いしてあげる
「ねえ、余りそうなら、ちょーだい」
受け取った新札を長兄の小松くんの目の前でひらひら揺らした僕。物欲しそうな目を向けてくる彼ににーっこり、微笑んだ僕は
「気持ちいい?」
聳え立つダンコンを、新札で包み込んであげた。優しいなあ、僕
ひあっ、あっ
体内に新札を残したまま、小松くんに犯される長兄の小松くん。ぽたぽた、垂れてくる涙と汗とジョウエキとヨダレで、僕の肌はぐしょぐしょ
ふわぁ、眠い
小松くんの欲望の捌け口を長兄の小松くんに無事、譲れたことに僕は満足。あとは二人で楽しんでよね
長兄の小松くんの喘ぎと《パン! ぺタ パン!》肌のぶつかる音、そして、遅れてぶつかるコウ丸の音を子守唄に、僕は、眠った
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