あ!

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実は、けっこう楽しみにしてる 小松くんの飽きたオモチャ、濡れるのはダンコン? アワビ? それとも両方? いやいや、両方で楽しめるなら小松くんは飽きてない 二つの性を持ちながら、一つは濡れて尿をも通すがもう一方は、役立たず。というのが僕の予想 「うわぁ、素敵」 全面ガラス張りの僕専用衣装部屋で衣服を脱いだ僕は、僕の完璧な肉体に見惚れてしまう 広々とした室内の中央に立つ 僕はクラシックバレエを習っていた。チャイコフスキーの白鳥の湖の曲に合わせ、白鳥と黒鳥と王子の三役を一人で躍る。躍動する僕の肉体、首、脚、腕、すべての部分が律動的に、妖艶に動く 飛び散る汗、男性的でダイナミックな舞踊は、傲慢な女神さえをも惹きつけるだろう 僕は僕の邪悪なまでの美しさが好き 人類を超越した肉体のあらゆる部分を誇示し、荒い息を吐き、華麗に舞う僕に僕は眩惑された 「さて、行きますか」 シャワーを浴びた僕がアクツ堂へ続く扉を開けると 「あ! ヨシキさん」 伝言ゲームのようにアクツ堂の入り口付近まで「あ! ヨシキさん」が届けられた。さーっと開かれた人垣、先頭に立つのは、アクツ堂に熱っぽい欲望を息づかせた張本人 金髪魚を仕込んだ河内屋の旦那様だった
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