60人が本棚に入れています
本棚に追加
「止めろ! 止めろ 止めろーーッ」
叫んだ魚は理想通りにやってくれた
鎖をガシャガシャいわせ、腰を振り、脚をばたつかせ拘束から逃れようと暴れ続ける
コレが観たいから
人の手で抑えつけているのだと気づかない、哀れな魚に共感した僕の胸は、キュンキュンしてる
ずりずりと脱がされていくジーンズ
意外、脚が綺麗
男衆は足首を掴んだまま、魚の頭部へ移動する
ぱっくり割り開かれた股を
「くっさー」
「白い泡みたいのがついてて不潔」
「色が薄い。コッチは遊んでなかったのかね」
口々に批評される魚の顔が羞恥で赤く染まり、恥じらい、喚いて身を捩るから幸せ
「よしきさん、始めていいか」
棒の先をピタリ、蕾にあてた男の眼が嗤う
魚のあげる悲鳴を想像して
失禁したさいのお仕置きを思い浮かべ、興奮した男の眼に僕、ゾクゾクしちゃう
「嘘だろ 頼む
やめて、止めてくれよ 誰か助けろって、なあ、誰か!」
魚の恐怖が限界を迎える様子を目で楽しみ、観客の欲望が最高潮に達したとき
「はい。どうぞ」
歌うように許可した僕に頷いた男が両手で掴んだ棒を、体重をかけるように魚の中へ押し込んだ
ギャーーーアアア・・・・・・ア、アア
白目をむき、ピチピチと体を跳ね上がらせた魚の、断末魔の悲鳴は小鳥の囀りのよう
最初のコメントを投稿しよう!