あ!

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ほっほーう アクツの不機嫌は昨夜の情事にあるらしい。ヨダレと汗、ジョーエキを交じり合わせるダブル小松くんの下で、爆睡する美しい僕を見たのかも 「アクツは残念だね。あの子、気に入ってたんでしょう?」 僕は、不幸な両性具有に目を向ける 打ち据えられて「ちが・・・・・・うっ」涙を流し身を捩れば、拷問に参加したくてうずうずするSっ気の強いアクツ堂の顧客に蹴り飛ばされ、ベルトやヒールを手にした彼らに殴られるから、全身、すり傷だらけ 「別に」 うわ、素っ気な 一晩か二晩かは知らないけどアクツと両性具有が躯を重ねたのは、救いを求め、アクツを見つめる眼からして間違いない 「酷いね。もう、飽きたわけ?」 「酷いのはユキだろう。オヤジの贈り物の味を知るために抱いただけだ、分かってんだろ、それくらい」 僕の腰を強く抱き、熱い股を押し付けてきたアクツの唇はねっとりと 「ん・・・・・・」 顎を上向けた僕ののど仏をぬめらせる 可哀想に アクツの僕への恋情と執着をまざまざと見せつけられ、絶望の淵に落ちていく両性具有の眼に僕、ドキドキしちゃう 「悔しかったんじゃない? 小松くんに捨てられて、アクツには仕事で抱かれて、プライドが粉々になったからせめて、店主の座につきたかっただけ 僕を憎んだわけでも、小松くんを傷つける気もないと判明すれば、魚にして売ればいいじゃない」 アクツが黙って躯を離す 汗ばんだせいで、仄かな肌の匂いを発散させる僕をじっと見て、唇を合わせてきたアクツに痛いほど、舌を吸われた 「どうやって吐かせる気だ。生半可なやり方じゃ旦那は、納得しねぇぜ」 ふふ、あるじゃない ルイ王朝史上でも名高い《毒薬事件》の首謀者、ブランヴィリエ侯爵夫人を屈服させた拷問なら、旦那様も納得せざるおえないよ
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