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もう、逃げられないね
「番頭さん、とりあえず奥へどうぞ」
先代の高崎屋主人に仕え、現主人の成長を見守ってきた大番頭の震える肩に手を置いた。優しいなあ、僕って
「アクツ堂さん・・・・・・っ、不快な思いをさせて申し訳ありません、番頭の自分が言うことやないですけど、主人にはアクツ堂さんを貶める気ぃなんぞ、塵ほども、なかったんです」
うん、知ってるー
背中を丸め泣く大番頭には辛い光景でも、ワクワクが止まらない僕には楽しい光景。ま、いっか。大番頭はまだ、気付いてないもんね
旦那様の得意分野は縛。
ヨーロッパでは拷問するための縛しかないけれど、日本の縛は芸術的な発展を遂げた。その両方を自在に操る、苦痛と快感を伴う旦那様の縛で、新しい世界への第一歩を踏み出せること間違い無し!
腹の肉を胸に集め、プルルン
Fカップはありそうな胸を形作り、縄を口に噛ませ、後ろ手に括る。グッと突き出された胸、逸らした喉、苦しい態勢を強いられた旦那様の口から流れたヨダレが、目から零れる涙と合流し、髪をベトベトに濡らす
「うう、かわいそう」
何も悪いことしてないのに、女将の不用意な言動の責任を取らされる高崎屋の主人がかわいそうで僕、胸がキュンキュンしちゃう
天井に主人の胸を括るロープ、左右の柱に太腿から尻へ回された縄を固定
主人の菊門のシワをピンと伸ばし吊られた状態の中、むくむく、元気になったダンコン。高崎屋主人の縛られた肉体から何とも、エロい色香が溢れ出て「おおー」歓声とも、溜め息ともつかない声が野次馬から洩れた
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