60人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
全身を硬直させた魚から棒を引き、バケツの中へ放り込む
水が染まっていく、赤色に
ひくひく収縮する蕾から、垂れ流される汚物を魚の頭を掴み、無理やり見せる
「たす・・・・・・け
ごめ なさ
ゆるしてくださ い」
ぽろぽろぽろぽろ涙を流し、鼻水もつーっと垂れさせる魚くんが解放されるのは、明日でも無理かなあ
だって
「買うよ。あの魚」
「はーい、特売品ですので260円になります」
「やっす。じゃあ、俺も買う」
次々と買い手がついていくんだもん。僕も商売だから、魚を休ませてあげれない
「旦那様。新しい棒のご用意が整いました」
次のは太めを通り越して、極太だ
僕でも苦しさに絶叫しそうな棒を見て、目を見開き「ゆるして」震える声で繰り返す魚に、にっと笑った男が躊躇なく、一息に押し込む
グガアアアアア
獣の叫び声をあげ、小刻みに全身を震わせた魚が黄色いアンモニアを撒き散らした
あーあ
失禁しちゃったから、お仕置きだあ
「うげっ、最低」
不快感を示す観客に火の点いたタバコを手渡す間に、男衆が気絶した魚に氷水をぶっかけ、魚の意識を覚醒させる
気絶してた方が、幸せなんだけどねぇ
起こさないと楽しくないし、お仕置きにならないから仕方ない
「申し訳ございません皆さま。お一人ずつ個別に浴槽をご用意しております」
観客に頭を下げてからにっこり笑って
「どうぞ」
手の平を魚へ向けた
一人一人の手が魚へ伸びる。ジュッ、水で冷やされた肌に火をあてる者、魚のダンコンを灰皿とする者、汚れた蕾を利用する者
悲鳴を紡ぐ口へと投下する者
腰が震えるほど残虐で醜悪な光景に僕は堪えきれず「あ・・・・・・くっ、ん」イッちゃった
最初のコメントを投稿しよう!