魚の躾

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全身を硬直させた魚から棒を引き、バケツの中へ放り込む 水が染まっていく、赤色に ひくひく収縮する蕾から、垂れ流される汚物を魚の頭を掴み、無理やり見せる 「たす・・・・・・け ごめ なさ ゆるしてくださ い」 ぽろぽろぽろぽろ涙を流し、鼻水もつーっと垂れさせる魚くんが解放されるのは、明日でも無理かなあ だって 「買うよ。あの魚」 「はーい、特売品ですので260円になります」 「やっす。じゃあ、俺も買う」 次々と買い手がついていくんだもん。僕も商売だから、魚を休ませてあげれない 「旦那様。新しい棒のご用意が整いました」 次のは太めを通り越して、極太だ 僕でも苦しさに絶叫しそうな棒を見て、目を見開き「ゆるして」震える声で繰り返す魚に、にっと笑った男が躊躇なく、一息に押し込む グガアアアアア 獣の叫び声をあげ、小刻みに全身を震わせた魚が黄色いアンモニアを撒き散らした あーあ 失禁しちゃったから、お仕置きだあ 「うげっ、最低」 不快感を示す観客に火の点いたタバコを手渡す間に、男衆が気絶した魚に氷水をぶっかけ、魚の意識を覚醒させる 気絶してた方が、幸せなんだけどねぇ 起こさないと楽しくないし、お仕置きにならないから仕方ない 「申し訳ございません皆さま。お一人ずつ個別に浴槽をご用意しております」 観客に頭を下げてからにっこり笑って 「どうぞ」 手の平を魚へ向けた 一人一人の手が魚へ伸びる。ジュッ、水で冷やされた肌に火をあてる者、魚のダンコンを灰皿とする者、汚れた蕾を利用する者 悲鳴を紡ぐ口へと投下する者 腰が震えるほど残虐で醜悪な光景に僕は堪えきれず「あ・・・・・・くっ、ん」イッちゃった
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