藪からアクツ

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「では、不穏な細工を施し、アクツ堂に混乱をもたらした罰を受けて貰おうか」 うひゃあああ! 旦那様の手にしたホースから噴き出す《ジャバババババ》ジェット水流。動けない高崎屋主人の菊門を狙い、放出された 「あああああ・・・・・・なんて、惨い仕打ちを」 ギシギシ軋むロープ、ぷるぷる足を震わせる主人の菊門がジェット水流でこじ開けられていく うげげ、おえっぷ お腹の中に水を下からピストンされる苦しさは昨日、経験したばかり。見てるだけで思い出す圧迫感に僕の、お腹が変 ピタッ ホースの放出が止まる。さっと置かれた大きなタライに、ドッパアアア! 排出される茶色がかった濁水 一度弛んだ菊門は閉めたくても、閉められない。人前で排尿したことさえなさそうな、上品な男の、悪趣味とも言える排出光景と悲痛な呻き声は、けっこうそそる なーるほど 平々凡々な中年男でこれなら、美しい僕の、可憐な呻き声を伴う排出光景はさぞ、妖しい魅力に溢れ、狂乱じみた欲望を興奮の域へまで運ぶことだろう 綺麗だろうなあ、苦しむ僕 二度目のジェット水流はさっきより量が多い。極太のダンコンサイズに開かれた菊門を 「・・・・・・ああ・・・・・・、おいたわしい」 絶望に声を震わせる大番頭の目はしっかり捉えている
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