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「ほら、着いたぜ」
まっすぐメインストリートを行くと小洒落た店があった
「ここね…」
ルナは荷台から飛び降りて店を見る
リヒトは馬が通行の邪魔にならないように近くにある厩舎に連れて行く
厩舎とはいえ、あくまで旅人や運び屋用の厩舎で店主にお金を払い、体を洗ってもらい餌を食べさせてもらうようにする
リヒトもお金を渡し、ルナのもとに戻った
「待たせたな
そんじゃ入るか」
リヒトがドアを開け、先にルナが入る
リヒトは最後にドアを閉める
店の中は小綺麗で人で賑わっていた
席を案内していたウェイトレスもルナが来たことに驚いたが店の中にいる人たちの方がもっと驚いていた
「それで?
お前は何を食べるんだ?」
「だからここの名物料理よ
同じことを言わせないで」
不機嫌そうな顔をしつつもまた物珍しそうに見回す
リヒトも注文が決まり、手をそっとさりげなく挙げて
料理を注文する
「どうだ?初めてきたシュトルフの感想は?」
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