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彼らの職業は発明家。 ロボット化が異常に発達する世界にある数少ない職業の一つ。 「俺ほど正義感に溢れた人間もなかなかいないって」 「何言ってんだか。まあでも国に仕える職業って意味では夢が叶ってるんじゃないのか?」 「全然違うって・・・」 発明家といってもその働き方は幅広く、個人の営業のためにロボットを作る発明家や依頼があったらロボットを作る発明家。 そして彼らは国のためにロボットを作る発明家だ。 「警察官ってのは正義だろ?メガエラ様の我儘聞くだけのこの仕事はどちらかといえば悪、だろ」 「確かに。今日はどんな無茶を言われるんだろうな」 普段彼らは自分の家で技術を磨き、たまに今回のように城に呼ばれ女王メガエラの依頼をこなす。 「前回はきつかったな」 「あぁ、あれか城内の床を全部自動にしろってやつな」 「しかも俺とビスの二人だけだぜ?3ヶ月毎日徹夜で・・・。無駄に広すぎるんだよあの城は」 愚痴をこぼしながらも彼らは時間通りに城へと向かう。 どんなに不満があってもやりたくない仕事でも、断れば即処刑されるのだから・・・。 国民たちは女王に怯えながらもここで暮らすことができていることに感謝し今日もデコラ国繁栄に尽くしていた。
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