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アリスは僕のフードの中を見ようとする。
「見るのかい?」
アリスは一瞬ビクッとする
かわいいな。
そこでもう一度聞く。
「見るのかい?」
アリス。
見るのかい?
アリスの残酷な運命を。
見なくていいんだよ。
見て欲しくないんだ。
どうか見ないと言って。
僕はアリスが壊れる姿を見たくない。
見たくないんだ。
アリス。
僕らのアリス。
どうか壊れないで。
アリスの残酷な運命を知っているのは僕だけで十分だ。
だからお願いだから
見ないと言って。
アリス…
「見たい。…見る。」
アリス!!
ダメだよ。アリス。
見ないで
見ないで。
壊れないで。
「僕らのアリス。君が望むなら。」
あぁ。
終わってしまう。
アリスはコレを見たら
きっと壊れてしまう
アリス…
そして,
僕のフードは
あっけなく
開かれた
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