ごめんなさい

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シロウサギ…? なんでココにいるんだ…? アリスは嬉しそうに言う。 「ウサギさん!来てくれたの!?お母さん,これがシロウサギさんだょ!ありこが困ってる時はいつも助けてくれるの!」 お母さんはアリスを睨み付け, 「馬鹿ね。亜莉子…」 「ばか…?」 「ばかってなに…お母さん。」 「そんなものはいないのよ亜莉子。さっさと忘れなさい!」 小さなアリスは恐怖に飲み込まれ…最後にこう言った 「ウサギさん…チェシャ猫に伝えてくれる?…」 シロウサギは優しく頷く。 「亜莉子ね…チェシャ猫が好きなの。だいすきなの。だからずっと側にいてねって伝えてくれる?…」 シロウサギは優しく頷く。 "ありがと" 小さなアリスは真っ赤な顔で,悲しく小さくそう言った。 小さなアリスが最後に少しだけ微笑み,小さなアリスとオカアサンは光の中に消えた。 僕の幻想だったのかな? そう思っていると, 後ろから首をつかまれた。 グッ… 嫌な声が漏れた。 かすかに後ろを向くと,首をつかんでいるのはシロウサギだった。 目は血のような赤色で白い自慢の毛も赤く染まっている。 グゥ… もう息がもたない シロウサギは何を考えているんだ… 僕はそんなことを考えながら気を失った。
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