刹那ポスト３

キリン＆ゾウ編

小峰　　「犬の遊ばせ場なら、わざわざここでなくても」
自然　　「でも、公園は犬の散歩禁止だろ・・・」
小峰　　「それに本家の公園・・・怒りの壁、皿を投げて割るって、
　　　　日本人には勿体ないのか？人気ないですね」
　　　　タブレットをタッチして自然に見せる小峰。
小峰　　「これ見て、刹那ポスト！ゴミ箱替わりになってる」
自然　　「やり過ぎ！カメラだらけ・・」
小峰　　「あぁ！ゴンドラ動き出したんで行きますね・・」
　　　　　小峰のスマホ画面に映る画像に、散歩する白い服の女。
　　　　　　ＸＸＸ
　　　　　スクーターで走り去る小峰。
　　　　　　ＸＸＸ
　　　　　（回想）フラッシュバック
　　　　　ポストに箱を入れる茶髪に派手な化粧をした女、
　　　　リンカ(20)。
　　　　　　ＸＸＸ
　　　　　自然がポストの中のキリンの鉛筆キャップ。
　　　　　それを手にした時、頭に浮かぶ景色。

○ どこかの一室　（触感　数ヶ月前　真夜中　初夏）

　　　　（外）
　　　　雨の降る、鉄階段をヨロヨロと登るリンカ(20)、タイト
　　　なミニスカートとハイヒール。