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「じゃ、じゃあさ、女の子とシタことねーの?」
「はい。女の子は嫌いですから。」
玲音くんは、いつも会社で見せてるような笑顔でさらりと言ってのけた。
女の子が、嫌い?
俺には到底理解できない。
だって、あんな柔らかい肉に包まれた可愛い生き物、どこが嫌なんだよ。
「マジか。」
「はい、マジですよ?」
うわー。
なんか、出会って一週間しかたってないのにいろいろ知りすぎた気がする。
「有栖川さん、こっちの世界に興味ありませんか?」
父さん、母さん、俺、変な世界に連れ込まれそうです。
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