酒とタバコとギャンブルがやめられない俺を救ってくれたのは…

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酒とタバコとギャンブルがやめられない俺を救ってくれたのは…

「ほう、そうですか。酒とタバコとギャンブルがやめられないと」 俺は内心こんなとこ来るんじゃなかったと後悔しながら、眠たそうな顔をした白衣の初老男性の前で小さく頷いた。 「はぁ、そうなんです。ほら…今って世の中不景気でしょ?働いても働いても給料は上がらないし、上司からは役立たず!なんて毎日怒鳴られてストレスが溜まるんですよねぇ…。だから俺…つい…」 「つい?酒とタバコとギャンブルに逃げてしまうと?」 「ははは…まぁ、そうですねぇ。こんな安月給じゃ恋人も作れない。だから結婚なんて多分一生できないだろうし。将来に希望ってのが持てないんですよ。それに俺、友達少ないし、酒とタバコとギャンブルがささやかな楽しみなんです。だからきっとやめられないと思います」 「ほうほう、なら、あなたはなぜこの病院に?」     
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