第一章 パンチパーマ

7/12
前へ
/30ページ
次へ
この時ばかりは金をけちらず、もちっとカッコいいパーマにしといたらと後悔したが、既に後の祭りである。 最期の仕上げに再びシャンプーをして液を落とし、ドライヤーで乾かしながらセットを決める。 目の前の姿見に写る頭はまるでテレビでよく観る大阪のオバチャンだった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加