泣いたわけ

2/5
前へ
/14ページ
次へ
しばらくして、お母さんが帰ってきた。 「ミキちゃん、お友達と通学路の途中にいる子犬を見に行って、暗くなって帰り道がわからなくなっちゃったみたいなの。そしたら、その家の人がおまわりさんを呼んでくれたんだって。今、パトカーに乗って帰ってきたのよ。」 と教えてくれた。 ぼくは自然と涙が出てきて、大きな声で『わーーん』と泣いてしまった。 すると、玄関でピンポーンと呼鈴がなった。 お母さんが出ると、ミキちゃんのお父さんとお母さんとミキちゃんが立っていた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加