第1章

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「頭痛てぇーー」 俺はズキズキと痛む頭を押さえながら目を開く。 「ここ何処だ?」 目を開き疑問を口にする。 見覚えのない薄暗い部屋の中に俺は横たわっていた。 身体を起こし周りを見渡す。 30畳程の広さがある部屋の中に、俺を含め学生服とセーラー服を着た奴らが10人ずついて、俺のように頭を押さえながら周りを見渡していたり、横たわったままでいたりしていた。 目を覚ましていない奴の身体を揺すり、起こす。 この部屋の中にいる全員が目を覚ました時、一方の壁の一部が明るくなり映像が映し出された。 俺達はそれに注目。 映し出されたのは気味の悪い昆虫のような生き物。 皆の視線がそいつに集中すると、そいつは喋り始めた。 「オマエタチノヨウタイハタカクウレル、ソコデハンショクシロ」 「繁殖だと? どういう事だ!?」 「冗談言うんじゃねーー!」 「ふざけるな!」 部屋のアチコチから罵声が飛ぶ。 「ドウイウコトダッテ? ソコデSEXスレバヨイノダ。 オストメスガハンブンズツイルノダカラ、ツガイガ10クミデキルダロウ。 SEXシタクナルヨウニ、ビヤクイリノガスヲプレゼントシヨウ。ガンバッテクレ」 映像が消え、映像が映し出されていた壁の一角からガスが噴き出す。 ガスから遠ざかろとしたけど、ガスは直ぐに部屋中に広がる。 ガスを吸い込むと、俺のムスコが痛い程起立した。 我慢できネーー! 俺はズボンを脱ぎ捨て自家発電を始める。 周りの奴らも、ズボンを脱ぎ捨てたりスカートを捲り上げたりして、自家発電を始めた。 あの気持ち悪い昆虫野郎、雌雄を服装だけで判断して連れてきやがったに違いない。 俺達が通っている男子校には、校則違反者にセーラー服を着せて辱める罰があり、此処にいるセーラー服を着ている奴ら全員、罰を受けている最中の男だからだ。
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