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「頭痛てぇーー」
俺はズキズキと痛む頭を押さえながら目を開く。
「ここ何処だ?」
目を開き疑問を口にする。
見覚えのない薄暗い部屋の中に俺は横たわっていた。
身体を起こし周りを見渡す。
30畳程の広さがある部屋の中に、俺を含め学生服とセーラー服を着た奴らが10人ずついて、俺のように頭を押さえながら周りを見渡していたり、横たわったままでいたりしていた。
目を覚ましていない奴の身体を揺すり、起こす。
この部屋の中にいる全員が目を覚ました時、一方の壁の一部が明るくなり映像が映し出された。
俺達はそれに注目。
映し出されたのは気味の悪い昆虫のような生き物。
皆の視線がそいつに集中すると、そいつは喋り始めた。
「オマエタチノヨウタイハタカクウレル、ソコデハンショクシロ」
「繁殖だと? どういう事だ!?」
「冗談言うんじゃねーー!」
「ふざけるな!」
部屋のアチコチから罵声が飛ぶ。
「ドウイウコトダッテ? ソコデSEXスレバヨイノダ。
オストメスガハンブンズツイルノダカラ、ツガイガ10クミデキルダロウ。
SEXシタクナルヨウニ、ビヤクイリノガスヲプレゼントシヨウ。ガンバッテクレ」
映像が消え、映像が映し出されていた壁の一角からガスが噴き出す。
ガスから遠ざかろとしたけど、ガスは直ぐに部屋中に広がる。
ガスを吸い込むと、俺のムスコが痛い程起立した。
我慢できネーー!
俺はズボンを脱ぎ捨て自家発電を始める。
周りの奴らも、ズボンを脱ぎ捨てたりスカートを捲り上げたりして、自家発電を始めた。
あの気持ち悪い昆虫野郎、雌雄を服装だけで判断して連れてきやがったに違いない。
俺達が通っている男子校には、校則違反者にセーラー服を着せて辱める罰があり、此処にいるセーラー服を着ている奴ら全員、罰を受けている最中の男だからだ。
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