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空「………。なんだ……これ……。」
目の前に広がるページを見ながら
昼間の会話を思い出した。
和樹「リセットボタンのサイトに繋がってさー。」
空「……。これが…」
そこには背景が黒く、赤文字で書かれたサイトが広がっていた。
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おめでとうございます!
貴方は選ばれました。
今の人生に不満はございませんか?
人生を変えてはみませんか?
そのお望み。叶えます。
富や栄光、実績、不治の病。
全ての貴方の希望を叶えます。
下記のボタンを押下して下さい。
リセットしますか?
”はい” ”いいえ”
※これには代償がございます。
代金は必要ありません。
貴方の寿命を少々頂きます。
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空「こんな馬鹿げたのを和樹はビビってたのかよ。」
ふふふっ、と1人笑いながら眺めていた。
ただ1つ、1行の文章に引っ掛かりを覚えた。
空「…。不治の病…。」
これが本当なら鈴が目を覚ますのではないか?また元気に笑いかけてくれるのではないか?
そんな事を考えていると
無意識にマウスを動かし、
カチッ
”はい”
ボタンを押していた。
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