第1押下 「リセットボタン」

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「おはよー」 気だるさのある声で挨拶しながら教室に入る。 「空(そら)おはよー!相変わらず朝は苦手なんだな!」 朝から元気いっぱいに話しかけてくるのは幼馴染みの和樹(かずき)だった。 ガタッ 空が自分の席に腰掛けた瞬間、和樹が近寄ってきて空の隣の机の上に腰掛けた。 和樹「空。やっぱりリセットボタンは本当に存在したぞ!!」 空「リセットボタン?なんだそれ?」 和樹「え!?お前、知らないの!?」 空(知らねえよ。そんなの。) 心の中で思ったがあまりの和樹の勢いに言い出せなかった。
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