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やっと解ったわね、叶えたければもう一度、夜空の星に祈りを捧げるしかない、だけど今はまだ夕方、星何て何処にも出ていないのよ、
祈って欲しいけど、間に合わないわ、後一時間であなたの身体は死んでしまう、諦めるしかないわ、
あなたが星に願いを祈っている時、少しでもこの猫の事を考えていれば助けられたかもね、だけどあなたはそれをしなかった、あなたは自分の事ばかりお願いしてたから、
でもそれは仕方のない事、人間としては当然の事よ、
タマコが死んじゃう、私のせいだ、私が自分の事ばかりお祈りしたから、
タマコっ、ごめんね、ほんとにごめんね、
たった一つだけ方法があるわ、あまりお進めはできないけど、、
それは何、教えて…
簡単な事よ、あなたがその身体に戻ればいいのよ、、
だってさっき戻れないって、
今なら戻れるわ、猫の意識は眠っているから、
私、戻るわ…
随分簡単に言うのね、、解っていると思うけど、戻ればあなたは死ぬのよ、
かまわないわ、
たかが飼い猫の為にそこまでするの
タマコは私の家族よ、大事な家族、これ以上誰も失いたくないの、
あなたが死ぬじゃない、
そうね、でもこれは元々私が撒いた種、タマコはそれに巻き込まれただけ、責任は私にある、
ふ~ん、成る程ね、そこまで言うんだったら、仕方ないわ、
さあ、早く私をこの身体に戻して、
解りました、仰せの通りに…
そう言うとローズは指をパチッと鳴らした、
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