ほんとうに最低の恋愛などこの世には存在しない

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 少し考えてみてください。 自分以外の人の実体験を述べるということは、それに関わる人が、もしかしたらその文章を読むことがあるかもしれないです。 恋愛というものはひとりではできるものではない。 つまり、あなたがひどいと思う恋愛を語るとき、ひどいことをしたと思う相手がたまたまその文章を読んで傷つくかもしれない可能性があるということです。  それにほんとうだったら、文章を書くプロというものは、具体的な内容を書く場合は、この文章にこういうふうに、あなたを登場させて書きますよ、という情報を伝えて、こうしますが、書いてもよろしいでしょうか、と確認をとらなければなりません。 そうしないとプライバシー侵害や名誉毀損で訴えられる場合があるかもしれません。 もちろん、プロ意識を持っていれば当然の話ですが、最近は、大手の新聞の記者や有名なテレビのディレクターでさえ、そういった手続きをきちんと踏まないで、問題となるケースの発生することがままあります。  具体的な内容を書く相手側への確認の作業をきちんとしたかどうか。 これがひとつめの問題点です。
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