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「なあ‥一体何の為に争うんだ‥
物資を補給する為の資金の為か?
それとも他になにかあるのかな‥」
ササラは驚いたように俺を見つめていた
「確かに知らないのは無理もありませんよね‥」
ササラはそう呟くと俺を見据えて喋り始めた
「私達ホムンクルスは恩恵を授かって生涯をその主人に尽くすと言いましたよね」
俺は頷く、確か恩恵により25年の余命と言う概念がなくなり、不老不死を手に入れる事が出来るだよな
ササラは話を続けて行く
「恩恵とは‥神の生命力と知らされています‥
神が恩恵を授けると言う事は‥生命力‥要するに神の命を分けて貰うと言う事になります。」
神かよ‥
確かに25年の寿命が恩恵により無くなるんだ‥
そら‥神の様な存在にもなるか‥
寿命があり、分け与えるって事は‥
男は不老不死になれないって事だろう
「だったら‥この世界には確か男って10人なんだよな?
恩恵を授ける為に無くなる寿命が何日分、何年分かはしらないけど‥
そんなにホイホイ恩恵与えてると死んじゃうよな‥」
3人はゆっくりと頷くとアリスが淡々と喋り始めた
「だから争うのよ‥恩恵を授けてくれた人の為に‥
違う国のレッドネームを消せば、与えられた恩恵分の生命力を手に入れる事が出来る‥
命をくれた人に恩返しができるの!」
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