14人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ、あ、んん……、ん、んぁぁ……」
熱と艶をまとった彼女の声が、僕の頭上から降ってくる。
「ナッちゃん」
その声に煽られるように、僕は、乳首を口に含んだままで囁いた。
「はぁ、ぁんん……」
僕の首裏に微かに彼女の爪が立ち、まだ衣服を着けたままの彼女の奥から
淡く蜜の匂いが漂ってくる。
だけど――。
と、僕の中で何かが冷めたように小さく呟く。
彼女という人は、僕が初めて出会った頃から
優しく、温かく、可愛くて、何もかも少しも変わっていない。
だが彼女の女の顔は、体を重ねれば重ねるほど、どんどん艶と色を増し
狂わんばかりに、夢中にさせられるくらい魅力的になってきた。
最初のコメントを投稿しよう!