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「ナッちゃん」
腕の中に彼女を抱きしめ、少しずつ角度を変えてゆっくりと唇を味わい、
キスを深める。
そしてその合間には、愛しい彼女の名が自然と僕の口から零れてくる。
「ナッちゃん」
しっとりと柔らかくて、今夜の彼女の唇もすごく甘い。
だから、どんどん離れ難くてそれを味わい続けると、
「んふっ……」
やっぱり艶っぽい吐息が零れ出て、
僕の舌は、誘われるように彼女の中に滑り込む。
「ふぅん……、はぁ、ん……」
あぁ堪らない、この甘い声。
その声をもっと聞きたくて、でも、それさえも呑み込みたくて
僕は、夢中で彼女に舌を絡める。
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