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「無視すんな!」
3分後。
俺の予想通りエリアがドアを開けるや否や怒鳴って入って来た。
「どうしたそんなイタズラ電話をかけられたみたいな顔をして」
「お前の所為だろうが!」
ハルトが不思議そうに聞くとエリアは指をさしてまたしても怒鳴る。
「起きなかったエリアが悪いんでしょ…そうヒスらないでよ」
「会話する気無いんなら電話が繋がった時に切れよ!俺独り言呟いてるアホみたいじゃねぇか!」
「おお、アホがやっと自覚した」
「な…!」
ショコラの耳を塞いでの文句にエリアが愚痴りだすので、朝食を食べ終わった俺が軽く驚いたように言ったら怒ったのか顔を真っ赤にさせた。
「まあそう怒るなよ、美人な面が台無しだぞ?」
「てめぇ!喧嘩売ってんだな?そうだろ?買うぞ!表に出ろ!」
いつものように煽ったらいつものように騒ぎ出す。
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