愛悼

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僕には大切な人がいた。 明るくて、太陽のような女性。 僕の故郷にいて、帰省の度に笑顔でいつも迎えてくれた。 幼い頃から遊んでいた、兄妹のような存在。 どれだけ嫌なことがあった時でも、彼女の笑顔が僕の傷を癒してくれた。 ひとりっ子の僕には、すごく新鮮で温かい感覚だった。 何でも話せて気兼ねなく過ごせる存在。 それが彼女だった。
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