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「よし!!
早速、今、傍受したスピリチュアル信号の内容を解析するのだ!!」
「ラジャーっす!!」
探査隊長の指示で乗組員Aは早速、たった今、傍受した『スピリチュアル信号』を『ポポル語翻訳機』で解析し始めた。
やがて…
『ジジジジ…』と音をたてて、その結果が機械からプリントアウトされた。
隊長がそれを見てみると…
『ドウカ、アサッテハ、ドッサリ、アメガ、フリマスヨウニ』
「うーむ…。
『どうか明後日は、朝からどっさり『あめ』が降りますように』…か………」
解析結果を読んだ隊長は、腕を組んで考え込んでしまった。
はて…。
この『あめ』って…
『雨』の事なんだろうか…。
それとも…
『飴』の事なんだろうか…。
実は…
偶然にも、『あめ』という発音の言葉は、
ポポル語でも『雨』と『飴』両方の意味が有ったのだ。
まあ、地球の人間が普通に考えたら、この場合の『あめ』は『雨』を意味しているに決まっているが…
実は、ポポル星人にとって『雨』は、
『まがまがしき邪悪な存在の象徴』なのだ。
長年に渡る環境汚染…
その結果、ポポル星に降る雨は、強烈な酸性雨だった。
だから、ポポル星人にとって『雨が降りますように』という願い事は到底、信じられない事だったのだ…。
隊長は、しばらく考えた結果…
「よし!
きっと、この『あめ』は、『飴』を意味しているに違いない!」
という結論に達した。
そして、その事は早速、現在地球に向かっている使節団のマザーシップへとデータ送信された。
さて。
その二日後…。
予定通り、おびただしい数のポポル星の友好使節・大船団が、
地球の世界各地の上空を埋め尽くした。
そして、
全ての宇宙船から、
数えきれない程の『特大で大量の飴が』…まさに『どっさりと!』地上に向けて投下された。
その結果!
「うわぁっ!!」
「な、何?!あれ!!」
上空から降り注いで来た巨大な飴を見た地球人たちは!
この不可解な現象に大驚愕!
恐怖のあまり右往左往と逃げ惑い!
遂には!巨大な飴を体に受けて大量の怪我人が出てしまった!
こうして…
『第一次・宇宙戦争』が…
勃発したのだった…。
チャンチャン!!(笑)
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