夜想曲

2/2
前へ
/6ページ
次へ
真昼間の閉ざしきった 真っ暗闇な四畳半に満ちるノクターン わざと大きな音を出した 私の生きがいは音楽だけであると感じた また、音楽の存りがいも私だけであれと願った そうして また今日がじわりと死に近付いているのだが 何も感じなくなってしまっていた 何も感じなくなってしまっていたのだ
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加