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第2の出会い
第2の出会いはこんな感じだった
よく世話したあのねこが死んだあとの事
何世紀か跨いだ頃
オレはいつもの気まぐれで
大きなパラソルを開きその下にテーブルと椅子を用意して完全に陽が当たらないよう万全な状態にし、そこで本を読んでいた
そこに森の中迷って近寄れない
はずなのに どう来たのか
人間の下町で路地裏暮らしをしてそうな
身寄りすら居ない様子の6歳くらいの紅毛のボサボサな髪をした少女が
オレの城の敷地、庭に潜り込んで来た
オレは『何故コイツはここに来れた?こぎたねぇ、どこのどいつだ?』と一瞬の内に頭の中でグルグル考えた『とりあえず威嚇〈いかく〉するか』と思い睨んで見せた
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