ミニストーリー①

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そう聞いた途端光希の口はポカンと半開きになり、その数秒後コトを理解した光希の顔が赤くなった。 そして、ふいっと目をそらすと『しょうがないな…』などブツブツ言い始めた。 俺のカンは当たっていたらしい。 クスクス笑っているとプゥと頬を膨らませた。 これで照れを誤魔化せていると思ってるんだから、さらに面白い。 「笑うな!」 「えー? ムリ。可愛いすぎなのが悪い」 「バカっ」 ゲシゲシと足で蹴ってくる。 地味に痛いけど、それも気にならない。 だって、本人、女装してるの忘れてるし。 「何2人の世界つくってんだ!!」 「わっ! ちょっと由貴」 「俺も結構我慢してるんだからな! 俺まだキスして貰ってねーからな!」 「うわ。根に持つ男は嫌われるよー?」 「いや別に俺からはしてない…………あ」 「「じゃあしてもらおうか」」 「あ……や…待って……待ってぇ!!」 ジリジリ迫る俺たちに待ったをかけるけど、俺に後ろを、由貴に腰と手を捕らえられている光希に逃げ場はない。 やっぱり騒がしいまま、俺たちは1日を終えるのだった。 「む、むりぃぃいっ!!」 めでたし、めでたし♪
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