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突然の『みっちゃん』呼びに目を白黒させていると、赤メッシュ…三好くんだっけ…がなんか文句あんのかという目つきでこちらを睨んでくる。
クリスに至っては、大爆笑している。
……こんなにクリスが笑ってるの、初めてみた。
「えと…みっちゃんはちょっと…」
「なんでだ? オヤジさんにはそう呼ばれてたからそれでいいだろ」
「いや、その…みっちゃんは小さい頃の呼び名で…おやっさんはその…」
「なんだ? 恥ずかしいのか?」
「は…恥ずかしくない!」
「じゃあいいな、みっちゃん」
「や、やっぱダメ!」
正直恥ずかしくて死にそうだ。
おやっさんにも『みっちゃん』はやめてくれって頼んでるくらいなのに、まさかの初対面でとか恥ずかしすぎる!
しかも『みっちゃん』なんて歳でもないのにっ……
もう俺、18だぞ!!
だけど、もう三好くんは変える気はないらしい。
もう俺をほっぽって笑いっぱなしのクリスに吠えている。
「そのっ…やっぱりほら、やめよ? な? ほら、その…三好くんも『みっちゃん』じゃん!?
そうだ、『みっちゃん』が2人だと大変だろ?」
「三好くんじゃねー、由貴だ。由貴って呼べ」
「そ、そういう問題じゃなくて!」
「うるせーな!! 呼び方ぐらい俺に決めさせろ!」
「うっ……」
三好くん…由貴の剣幕に、思わず黙ってしまった。
もー!! この人、怖い!
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