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「あとさ・・・!あとさ・・・!最初の方に言ったけどさ・・・!」
「どうした?」
もうこの際言っておこう。
いや言わなくても分かることだけど!
「ここ!トイレの個室なんだよ!分かるか!?男二人で狭いんだよ!理解したか!?」
「・・・」
「・・・・・・・・・おい。」
ヒュォォォオオと少し開いた窓から風が吹き込む。
さ、寒っ。
「・・・うん、アクセルさんカッコイイよなー!」
「記憶したか、だ馬鹿野郎!話聞け!」
「今日はテンション高いな。なんでだ?」
「お前がここにいるからだ!出てけ!」
話を逸らすな!!天然に見せかけた悪魔め!
「いや、トイレは公共の場なんだから出てけも何も・・・。」
「何のための鍵だよ!」
「でも鍵は開いていたから。」
「開いてるからって入ってくるのかお前は!でも鍵は自分が悪い!十分くらい前の自分死ね!」
「素直だけど、そんなに思い詰めなくても・・・。」
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