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ここは…グランカの部屋…
グランカ「…また暗殺部隊が失敗し、しかも夢魔は
捕まり、あの色欲モローによって正妻になったか」
ムラーグル「…ふっ、いずれそうなると思っていたさ、まぁ…既に手は打ってあるがね…。」
グランカ「ほぉ…それはそれは…ではユーモアさんのお手並み拝見といこうじゃありませんか。」
ムラーグル「今奴等は聖なる山にいるんだ、今そこの椅子に座っていなさる剣士さんに行ってもらおうとしようかね…。」
???「…」
グランカ「いつ送るのだね?」
ムラーグル「ふっ…山登りの途中さ…クックッ」
所変わって…真夜中のエルフの里…
モロー「んん…なんか騒がしいのぅ…。」
???「……」
モロー「ん…何やら獣臭いのう…?」
その時モローは、生涯で忘れ得ぬ事を見た、
林の間から絶世の美女が…現れたのだ!
モロー「……お前さんは…誰じゃ?」
ミリエス「グラモフォクスよ、本来は人を騙したり茶化すものなのだけど…なんか雰囲気が違うわね、
あぁ…そういうことか。」
???「わ…た…し…あ…な…た…が好き。」
ミリエス「貴方…人外の私の顔を赤くするんだから
狐もそうなのねぇ…つくづく助平ちゃんだわ。」
???「わ…た…しを連れてって…」
モロー「…儂のなにになりたいのだ?」
???「お…く…さ…ん。」
ミリエス「…ふふっ、モロー良かったわね、二人も
妻と愛人が出来たんだからね…。」
モロー「…君と彼女?」
???「…わ…た…し…人間になりたい…。」
モロー「ふむ…ならばこの魔方陣に立ちなさい、
そう、そこだ、この者を人間に転生させたまえ!」
???「…私、本当に人間になったの?やった!
やった!モロー大好き!!」チュッ チュッ
モロー「まさかこんなにナイスバディとはのう…
さぁて…仲間がまた増えたが…どうしたものか。」
ミリエス「ほら、この水晶を使ってダーリン。」
モロー「これは…?」
ミリエス「呼びたい人、使いたい魔法を呼べる水晶よ、仲間替えも出来るし、離れた仲間とも話せるのよ。」
モロー「これは素晴らしいプレゼントじゃ…、
この仕事が片付いたら二人とも可愛がってあげるからのぅ…。」
???「有り難う…後…私名前がない…明日、
つけて欲しいな…。」
またまた妻と愛人を手にいれたモロー!
さぁさぁどうなるのかなぁ…?
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