第3章 謎の剣士と策略

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モロー達はエルフ達の里から離れ山道を登っている… モロー「ふぅ…ふぅ…90年前はひょいひょいと 渡ったのに…よる年波か…。」 ガーラン「ふふ…モローよ、お主より歳上の翁が ここにおるぞ?」 モルカ「頑張って!そしたらお昼ご飯食べる時に あーんさせてあげるから!」 モロー「何!?本当にか?嘘じゃないな!?」 リビラ「あたしは添い寝してあげるわよ?」 フーミン「わ、私…チュッ…してあげる…」 モロー「登る元気が出てきたぞおおぉっ!!!!」 クランプ(…モローさん、元気だなぁ…) ミリエス「…助平ねぇ…ふふ…」 モローは助平心に火がつき走りに走った… その時だった…。 クーラン「あれ…?あんな所に人がいる…どうしたのかな?」 モロー「フーミン…水晶の中に入っていなさい、 こいつぁちと危ないからのぅ…。」 フーミン「うん、分かった。」 ガーラン「…禍々しい気が漂っておるな…悪魔の 匂いがする…多分奴等の手先じゃろう…」 モルカ「先制攻撃しようか、ほーら!」 ???「ッ! 」 クランプ「モローさん、あの剣士はどうやら何かの力により操られているようです…とにかくその力をどうにかしないと…。」 リビラ「駄目って訳ね!?分かったわ、透視!」 ???「…お前達を切る…」 クーラン「ッ!来る!皆構えて!!」 キィンッ! カンッ!カンッ!! モロー「くっ…こやつ中々やりよるなぁ…リビラどうじゃな!?分かったか?」 リビラ「…この男…小さな機械から発せられる魔力によって操られているみたい!ミリエス!貴女の 弓矢でなんとか出来ない!?」 ミリエス「分かったわ!あ、あれねっ!?行くわよっ!!」 ヒューッ パリーン!! ???「う、うああああッ!? 頭が…頭が!!」 バタン… モロー「ちょいともの足りんが…まぁええじゃろう…さて…この若さんにゃ悪いが背負わせてもらうぞ…。」 クランプ「…心拍数も安定、異常な筋緊張もありません、あの小さな機械はどうやら力を底上げする代わりに理性と正常な精神に負荷をかけるようです… 」 ガーラン「先程の機械は回収したのか?」 モルカ「ええ、大丈夫よ、一回破損したら効力を 失うみたいね…安心…」 謎の剣士を操っていたのは小さな機械だった… 機械による人間操縦…恐るべし…
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