第4章 忘却の果て

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…ここはとある国の会議室… ???「ふむ…集まった様だな、では始めるとしようか…。」 ???2「まだお兄様が来ていません…まだ駄目です…。」 ???3「あの若さんはどこで油を売っておるのか…おなごと戯れているのか…酒を浴びておるのか…くくっ…」 ???4「止めないか…来ない者は後で説明すればよい、始めよう。」 ???「ふむ…東の国におるモローとか言う色欲爺があのお山におるそうだ、手を出そうか?」 ???5「いんやぁ…あたしらが手を出しちまっちゃあ面白くねぇだろうや…大将?」 ???3「 色欲とはどういうことじゃな…」 ???2「暗殺部隊の女と夢魔と狐が変化して人間になったのを妻や愛人にしているのです、まだ味見はしていないようですが…。」 ???5「ふっ…110歳にしちゃあ頗るお元気でござんすねぇ…まぁ、いずれ元気なうちに川を渡って頂きやすがねぇ…」 ???「では、我々はまだ不干渉でいるとしよう、 まぁ、欲深い元帥殿と悪魔に任せるか…」 所変わって…グラモ山の中腹…モロー達は襲いかかってきた謎の剣士を背負いながら山道を登っている… モロー「ふぅふぅ…この若さんが女剣士だったらのぅ…直ぐ様教会に駆け込むのにのぅ…」 リビラ「モロー?いつになったら私と式を挙げてくれるのかな?式さえ挙げてくれれば献身的な私を見せてあげるわよ…?」 フーミン「…私も式っていうのを挙げたい…モローの赤ちゃんが欲しい…。」 ミリエス「そうね、あたしも赤ちゃん4人位欲しいなぁ…ねぇ…モロー?」 クーミ「うふふっ…」 ガーラン「お前さん…色男は大変じゃのう…」 モルカ「そうね…確かに助平だけど人情味があるし、情け深いし、お金持ってるし…etc」 クランプ「あ、どうやら剣士さん大分精神的に 安定してきているみたいですね、クーランさん、 水を頂けますか?」 クーラン「はーい、どうぞ。」 ???「んぐんぐ… ふぅ…さっきは僕が暴れていたのを助けてくれて有り難う、怪我はなかった?」 モロー「あ、あぁ…大丈夫じゃが、若さんはそれ以前のことは覚えておるか?」 ???「…覚えてない…ただ、覚えているのは凄い威圧感のある小太りの勲章をじゃらじゃら着けた人と悪魔が一緒にいたのを微かに…」 謎の剣士が言った二人組…もしや…もしやなのか?
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