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受け取り歩きながら質問する
「ここに着く前にギルド登録するって言ってたよな、どういうのがある?俺でも出来る?」
「何でも屋だと考えていいな……登録したあと魔力量と属性を測るが、魔力を使わない仕事もあるからそこまで考えなくてもいい、子供やペットの世話に売り子、配達や飲食店の裏方等沢山ある」
その他にも探せば色々とあるらしく、生活は大丈夫か……
「俺に魔力ってあんのかね?元々無い世界に居たし」
別に無くても、まぁ、困らないだろ……多分
「あるとは思うが……どうしてだ……?」
「ん?この代金返すからだよ、後で金額教えてな」
小さいパンを一つ半分に割ると中にはチーズが入っていて、食べてみると濃厚で旨いし果物も甘い
黙々と食べ進めると
「………………別に返さなくてもいいぞ」
「なんて?」
ざわざわとした人々の声でクリムディがなんて言ったか聞こえなかった
「もうすぐでギルドに着くぞって言ったんだ」
「おー分かっ………………あの、筋肉質な腕が屋根の上に乗った建物とか言わないよな?」
その腕が看板を持っていてそこに"ようこそ!ギルド拳を天まで突き上げろへ"と書いてある
「……一応、建国当初からある古いギルドで……あの腕は数代前のギルドマスターが気付いたら取り付けられていた…………らしい」
「何がしたかったんだそいつ」
「さぁな……未だに誰が何の目的で付けたのか分かっていないが別に……困ってはない
今ではこの国定番の一度は見たい場所、にもなっているから……見るだけで中にはあまり来ないが……入ったら入ったで普通すぎて驚かれる」
あんな腕付いてたら、考えるよな中に入るの
「俺も現在進行形で入りたくない、中は普通って言われても入り口が……!」
「ギルドに登録しないと何も始まらない……ここが嫌なら別のところに行くか?
他でまぁ、マシなのが……英雄の魂、飛竜の鉤爪、五戦隊が集う、眠り森の魔女、酒乱の館、甘党さんいらっしゃい……があったか……どうする?」
一部何かおかしいこのギルドは中は普通って言ってたし、この際屋根の上に変なのが乗ってようが…………あ~でも
「はいはい、逝くぞ」
「ぅえ!?おい、引っ張るな!まだ入るとは決めてなっ…………聞けー!!」
また腕を掴まれて、そのままギルドの中へと強制的に入れられました
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