異世界来ちゃったよ……

ここ……何処？

「セリフ！まじ一緒！！タイミングまで同じだぜ？感動するしかないだろ！？」

あの時の双子は、言う少し前にアイコンタクト？しててさちょっとズレてたんだよね
でもこの二人は違うっぽい、合わせた感じがしない自然としてるみたいで面白い！

「「…………あのね～オレ等さ、君の外見の事貶したんだよ？何か言うことあるでしょ？」」

ピシッとした服を着ている方は心配そうな顔、着崩しジャラジャラとアクセサリーを着けた方は呆れ顔

「あ、大丈夫……言われ慣れてるし、二人より酷いこと言われたことあるから別にって感じがする」

小さい頃なんて、親が言ったことを真似する子が多いいだろ？
散々言われたから、目付き悪いとか言われても今更悪口に聞こえないんだよ

こそこそ裏で言う奴等の目の前に行って、だからなに？何か文句あるなら他の言葉で言ってみろって伝えると黙る

「……何かおかしい…………」

「悪口に慣れるな坊主！」
「よく見ると顔付きは良いぞ！」
「ちょっと、にこっとした方が良いかもな！」
「表情があまりないのはジス坊で十分だ！」
「「「確かに……！」」」

「余計な世話だ」

無表情のつもりはないんだけど？クリムディの顔が心なしか怒ってる？

「「変な子だね～他人に言うと逃げちゃう事が多いのに、君の答えは面白いよ？
大抵は姿見せるだけでそこの奴等みたいに逃げることが多いのに、逆に俺達見て感動したなんて……初めて言われたよ！」」

「……普段から逃げられる様な事してるじゃないか」

クリムディが突っ込むも双子はケラケラ笑うだけで、気にもしていない
それどころか無視して

「「君はこのギルドに入るの？見たことないしそうなんだよね……楽しみー！！」」

ニヤニヤと笑いだす二人に何故か嫌な予感が止まらない

「楽しみ？」

「おい、あの坊主目を付けられたな」
「可哀想にあの二人に気に入られたとか」
「地獄の始まりだな」
「じゃあ、おれ等……しばらく安全じゃないか！」
「「「「生け贄宜しく！！」」」」

変なこと聞こえた！？