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――やばい!
ここに来て、俺は思った。本当に、とんでもないことに巻き込まれたのだということを……それは同時に、世界の裏で繰り広げられている、真実を知ってしまったのだと言うことにもなるのだから……
そうは言っても、今更逃げることはもはや出来ない。それでいて、どちらかに加勢することも出来ない。何故なら……
――足が……動かない!?
そう、あまりの恐怖に動けなくなっていたのだ。
こうなったら、いやでも見届けるしかなかった。
どっちみち、視線を外すことすら出来なくなっていたのだから。
両者が揃って叫ぶ。
「「今、時は至れり……静かなる鐘が[星の聖戦]の始まりを告げん!!」」
しかし、俺はこの後、別の意味で驚愕の光景を目にすることになった。
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